しずおかFG、NFT活用で地域活性化の実証実験

しずおかFGがNFT活用で地域活性化の実証実験

しずおかフィナンシャルグループ(SFG)が、地域活性化を目指し、NFTに関する実証実験を開始したと4月18日に発表した。

今回開始した実証実験は、静岡県小山町でのプロジェクト。次世代技術の森「OYAMAフォレストビレッジ(仮称)」を企画するカクイチと連携し、NFTを活用したコミュニティ組成などの新たな価値創造に挑戦するという。同プロジェクト第1弾として、地域関係者、スタートアップ企業経営者等を対象に、芸術など特別な体験を提供するとともに、コミュニティメンバーの証明としてNFTを配布したとのことだ。

またSFGでは小山町プロジェクト以外にも、伝統工芸プロジェクトと地域ブランドプロジェクトを企画検討中とのこと。

伝統工芸プロジェクトでは、静岡市の「駿府の工房 匠宿」の指定管理者である創造舎と連携し、伝統工芸のさらなる発展につながる取り組みを検討するという。

また地域ブランドプロジェクトでは、藤枝市と静岡県最古の酒蔵である初亀醸造と連携し、「岡部・朝比奈地区」の日本酒や地域資源など、地域ブランドの価値向上を図る取り組みを検討しているとのことだ。

SFGでは、第1次中期経営計画の重要課題である「デジタル社会の形成」の解決に向け、新たなテクノロジーの活用による地域や顧客の課題解決を目指しているという。同社はこれにあたり2024年4月にプロジェクトチームを設置し、ブロックチェーン技術の活用可能性について検討を進めてきたとのこと。

NFT活用により、地域や顧客がコミュニティを組成・運営することをSFGが支援することで、「ファンづくり」や「販路拡大」など、新たな価値創造につながる可能性を確認できたことから、実証実験を通じてさらなる検証を進めることになったという。

今後もSFGのコーディネート力(信頼)やネットワークを活かし、さまざまな事業者と連携して一貫した伴走支援をすることで、地域や顧客にNFTを活用した「新たな価値」の提供を目指すとのことだ。

参考:しずおかFG
画像:iStocks/a-image

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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