コインベースが米国で最大4%のBTC還元付きクレカ提供へ、アメックスと提携で

Coinbase One Card今秋提供へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、ビットコイン(BTC)の還元を受けられるクレジットカード「コインベースワンカード(Coinbase One Card)」の提供予定を6月12日に発表した。現在、同カードの公式サイトにて早期アクセスのウェイトリスト登録が開始されている。また同カード提供にあたりコインベースは、米アメリカンエキスプレス(American Express)と提携している。

「コインベースワンカード」の提供開始は今秋を予定しており、対象は米国領土を除く米国在住のコインベースワン(Coinbase One)会員とのこと。「コインベースワン」はコインベースが提供する月額サブスクリプションサービス。カードを利用するには、「コインベースワン」で月額4.99ドルまたは年額49.99ドルのベーシックプランに加入することが条件となっている。

カード会員は年会費を支払うことで、月間取引手数料500ドルまで無料やステーキング報酬の増加、ベース(Base)での手数料補助などの特典を受けられるという。なおベースは、コインベースが開発・運営するイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーンである。

またカードによる支払いに対しては、利用金額に応じて最大4%のBTCが還元されるとのこと。還元されたBTCは、ユーザーのコインベース口座に直接付与され、売却や送金が可能となっている。なおBTCの還元率は一律2%からスタートし、コインベース内の保有資産額が多いほど還元率が高くなるという。

さらにアメリカンエキスプレスのネットワークを活用することで、カード会員はアメックス(Amex)オファーや旅行保険、ショッピング、体験イベントなどの特典にもアクセスできるとのことだ。

なおアメリカンエキスプレスは2022年6月に、暗号資産の投資および管理アプリを提供するアブラ(Abra)と共同で、暗号資産リワード付きのクレジットカードを提供開始した。

参考:Coinbase
画像:iStocks/inkoly

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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